あいさつ

日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会 理事長ご挨拶

理事長

 このたび、鈴木賢二初代理事長の後任として日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会の理事長に任命されました。本学会は長い歴史を持つ日本耳鼻咽喉科感染症研究会と日本医用エアロゾル研究会が平成25年8月1日に合併して発足し、鈴木賢二前理事長の優れたリーダーシップと役員各位のご尽力そして会員のご支援とご協力によって、発足後まだ日が浅いにも関わらず、日本耳鼻咽喉科学会の関連する学会の一つとして確固たる地位を得ています。そして、今後の更なる発展が期待される学会でもあり、そのような本学会の理事長に任命され、このうえない光栄と心より感謝申し上げるとともに、その重責をひしひしと感じています。
 上気道は感染症の発症頻度が高く、国民の健康を守るためにもこの領域を専門とする耳鼻咽喉科医が果たす役割は極めて大きいことは言うまでもありません。分子生物学的そして迅速診断、新たな抗菌薬の開発によって、その診断技術や治療成績は向上してきましたが、重症化や難治化、耐性菌の増加を防ぐためにはより的確な診断と適切な治療法の啓発と普及が欠かせません。エアロゾル療法は上気道感染症に対して有効性と安全性が高い局所療法であり、耳鼻咽喉科医にとって重要な治療のツールの一つです。したがって、感染症とエアロゾル療法それぞれの研究に加えて、両者の融合を考えていくことが本学会の使命であり特徴と考えます。そこで、学会執行部の組織に、感染症および医用エアロゾル研究推進部会を設置し、この領域に経験と造詣の深い先生方に学会としての新しい方向性を見出していただくことにしました。
 研究会から学会へ昇格したことで活動の範囲が広がりますが、それを支える経済的な基盤が必要となります。そのためには学会員数の増加が急務であり、感染症やエアロゾル療法を取り扱うことが多い実地医家の先生はもとより、特定機能病院などでの研修ではほとんど経験できなくなった感染症のプライマリーケアに興味を持つ若手医師の皆様の入会を勧めたいと思います。また、限られた財政の中で健常な学会運営を行っていくには、学会誌の電子ジャーナル化などによる経費の節約も同時に進めていかねばなりません。しかし、こうした作業を急ぐあまりに、本学会のアカデミアとしての本来の目的を見失うことがないよう、慎重に議論し会員の理解を得たうえで堅実に実践していきたいと考えています。
 本学会がこれまで実施してきたように、常に会員ファーストであり、しかし決して中に籠ることなく国内外へ新たな情報を発信していくことを忘れない学会運営を今後も引き継いでいきたいと気持ちを新たにしています。皆様の倍増のご支援とご協力、ご鞭撻をお願い申し上げます。

平成28年9月吉日
日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会
理事長  黒野祐一
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感染症・エアロゾル学会

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