あいさつ

日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会 理事長ご挨拶

理事長

 このたび、黒野祐一理事長の後任として日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会の理事長に任命されました。本学会は長い歴史を持つ昭和46年に発足した日本耳鼻咽喉科感染症研究会と昭和52年に発足した日本医用エアロゾル研究会が平成25年8月1日に合併して発足し、鈴木賢二初代理事長と黒野祐一前理事長の優れたリーダーシップと役員各位のご尽力そして会員のご支援とご協力によって、発展してきた学会でもあります。そして2年後の令和3年4月に、日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会と統合し、日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会として生まれ変わる予定であります。このような本学会の締めとなる際の理事長に任命され、これまでの諸先輩達が残した光跡を残す取り組みと統合に向けての準備に先頭に発って行う使命を重く感じています。
 上気道感染症は現在厚生労働省が掲げている「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」の対象疾患として最も頻度が多く重要な位置を占めています。国民の健康を守るためにもこの領域を専門とする耳鼻咽喉科医が果たす役割は極めて大きいことは言うまでもありません。また、エアロゾル療法は上気道感染症に対して有効性と安全性が高い局所療法であり、耳鼻咽喉科医にとって重要な治療法のひとつです。このような背景から、今回、学術委員会の基に、役割を明確としたアドホック委員会として、(1)三学会合同抗菌薬感受性サーベイランス委員会、(2)ICD講習会委員会、(3)小児急性中耳炎診療ガイドライン委員会(日本耳科学会と合同)、(4)急性扁桃炎・咽頭炎ガイドライン委員会(日本口腔・咽頭科学会と合同)、を立ち上げ、また、(5)医用エアロゾル研究推進部会を継続していきます。
 先に申しましたように本学会は、2年後の令和3年4月に、日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会と統合し、日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー感染症学会として生まれ変わります。上気道や頭頸部領域における免疫、アレルギー、そして感染症は専門とする学会へと発展することになりますが、本学会の特徴である最先端の学術情報の発信や開かれた会員間の交流を継続して行くように学会運営を今後も引き継いでいきたいと思っています。皆様の倍増のご支援とご協力、ご鞭撻をお願い申し上げます。

令和元年10月吉日
日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会
理事長  原渕保明
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感染症・エアロゾル学会

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