日本耳鼻咽喉科感染症研究会は、本研究会の必要性を最も熱心に提唱し、設立に貢献された高須照男、河村正三、山本馨、河本和友、廣戸幾一朗、秋吉正豊他の先生方により幹事会が組織された。そして、昭和46年(1971年)12月5日に初代幹事長である高須照男会長のもと名古屋にて第1回研究会が開催された。 幹事長職は昭和46年から昭和51年までは高須照男、昭和51年から昭和57年までは馬場駿吉が務め、研究会は全国津々浦々で開催された。 大山 勝が会長を務めた第12回より、日本医用エアロゾル研究会と同時開催となった。その際、幹事会は運営委員会に改組され、研究会名が「耳鼻咽喉科感染症研究会」から、「日本耳鼻咽喉科感染症研究会」へ変更され、馬場駿吉が初代運営委員長に就任した。その後、西村忠郎(平成12年〜平成18年)、鈴木賢二(平成18年〜平成24年)が運営委員長を務めた。 研究会の記録は、第1回〜第11回までは「耳鼻と臨床」に掲載されており、第12回以降は日本耳鼻咽喉科感染症研究会会誌が発刊され、第42回まで残されている。 |
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日本医用エアロゾル研究会は、三吉康郎、水越 治、森本正紀、高橋 良、鈴木淳一、佐藤素一らにより、昭和48年(1973年)12月21日に箱根で開催された「エアロゾル研究会」にて立ち上げの提案がされた。 そして、鈴木淳一を組織委員長とする「医用エアロゾル研究会」が設立され、昭和52年(1977年)11月26日に武田一雄会長のもと京都にて第1回研究会が開催された。 その後、第6回より、日本耳鼻咽喉科感染症研究会と同時開催となった。 原田康夫会長の第9回研究会の際に、研究会名が「医用エアロゾル研究会」から、「日本医用エアロゾル研究会」へ変更され、組織再編成とともに、大山 勝が運営委員長に就任、昭和61年から平成元年まで務めた。その後、坂倉康夫(平成元年〜平成12年)、間島雄一(平成12年〜平成20年)、黒野祐一(平成20年〜平成25年)が運営委員長を務めた。 研究会の記録は、第16回までは日本医用エアロゾル研究会記録集として、第17回以降は耳鼻咽喉科展望誌の補冊として残されている。 |
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そして永年ともに歩んできた両研究会は、発展的合併を果たし、新たに「日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会」と改名し平成25年(2013年)8月1日より出発した。(敬称略)
日本耳鼻咽喉科感染症研究会担当施設と開催地
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日本医用エアロゾル研究会担当施設と開催地
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(昭和46〜57年まで「耳鼻咽喉科感染症研究会」)
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(昭和52〜60年まで「医用エアロゾル研究会」)
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年度 | 回 | 担当施設 | 会長 | 開催地 | 演題数 | 年度 | 回 | 担当施設 | 会長 | 開催地 | 演題数 | |
S46 | 第1回 | 名市大 | 高須 照男 | 名古屋 | (8) | |||||||
S47 | 第2回 | 大阪市大 | 山本 馨 | 宝塚 | (9) | |||||||
S48 | 第3回 | 順天堂大 | 河村 正三 | 東京 | (8) | |||||||
S49 | 第4回 | 東北大 | 河本 和友 | 宮城 | (10) | |||||||
S50 | 第5回 | 九州大 | 廣戸 幾一郎 | 福岡 | (11) | |||||||
S51 | 第6回 | 東医歯大 | 秋吉 正豊 | 東京 | (6) | |||||||
S52 | 第7回 | 関東逓信 | 三辺 武右衛門 | 東京 | (9) | S52 | 第1回 | 大阪医大 | 武田 一雄 | 京都 | (5) | |
S53 | 第8回 | 名市大 | 馬場 駿吉 | 名古屋 | (13) | S53 | 第2回 | 金沢大 | 梅田 良三 | 金沢 | (11) | |
S54 | 第9回 | 金沢医大 | 山下 公一 | 金沢 | (14) | S54 | 第3回 | 群馬大 | 石井 英男 | 前橋 | (10) | |
S55 | 第10回 | 札幌逓信 | 岩沢 武彦 | 札幌 | (23) | S55 | 第4回 | 千葉大 | 金子 敏郎 | 千葉 | (10) | |
S56 | 第11回 | 獨協医大 | 古内 一郎 | 日光 | (19) | S56 | 第5回 | 名市大 | 馬場 駿吉 | 名古屋 | (13) |
年度 | 感染症/エアロゾル | 担当施設 | 会長 | 開催地 | 演題数 (感染症/エアロゾル) |
S57 | 第12回/第6回 | 鹿児島大 | 大山 勝 | 鹿児島 | (30/10) |
(※昭和58年:耳鼻咽喉科感染症研究会→日本耳鼻咽喉科感染症研究会へ改名)
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S58 | 第13回/第7回 | 東海大 | 三宅 浩郷 | 箱根 | (36/14) |
S59 | 第14回/第8回 | 大阪市大 | 中井 義明 | 大阪 | (28/13) |
S60 | 第15回/第9回 | 広島大 | 原田 康夫 | 広島 | (36/20) |
(※昭和61年:医用エアロゾル研究会→日本医用エアロゾル研究会へ改名)
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S61 | 第16回/第10回 | 大分医大 | 茂木 五郎 | 大分 | (41/19) |
S62 | 第17回/第11回 | 大阪大 | 松永 亨 | 大阪 | (32/17) |
S63 | 第18回/第12回 | 東京女子医大 | 石井 哲夫 | 東京 | (38/11) |
H1 | 第19回/第13回 | 旭川医大 | 海野 徳二 | 旭川 | (37/15) |
H2 | 第20回/第14回 | 奈良医大 | 松永 喬 | 奈良 | (59/20) |
H3 | 第21回/第15回 | 新潟大 | 中野 雄一 | 新潟 | (42/13) |
H4 | 第22回/第16回 | 関西医大 | 熊澤 忠躬 | 大阪 | (33/11) |
H5 | 第23回/第17回 | 東北大 | 高坂 知節 | 仙台 | (54/14) |
H6 | 第24回/第18回 | 順天堂大 | 市川 銀一郎 | 東京 | (35/15) |
H7 | 第25回/第19回 | 三重大 | 坂倉 康夫 | 津 | (31/11) |
H8 | 第26回/第20回 | 九州大 | 小宮山 荘太郎 | 福岡 | (26/6) |
H9 | 第27回/第21回 | 保衛大第2 | 西村 忠郎 | 名古屋 | (36/8) |
H10 | 第28回/第22回 | 帝京大溝口 | 石塚 洋一 | 川崎 | (43/14) |
H11 | 第29回/第23回 | 岡山大 | 増田 游 | 岡山 | (29/7) |
H12 | 第30回/第24回 | 東邦大 | 小田 恂 | 東京 | (32/9) |
H13 | 第31回/第25回 | 和歌山医大 | 山中 昇 | 和歌山 | (37/12) |
H14 | 第32回/第26回 | 広島大 | 夜陣 紘治 | 広島 | (46/14) |
H15 | 第33回/第27回 | 東北大 | 小林 俊光 | 仙台 | (38/7) |
H16 | 第34回/第28回 | 三重大 | 間島 雄一 | 津 | (48/11) |
H17 | 第35回/第29回 | 金沢医大 | 友田 幸一 | 金沢 | (47/8) |
H18 | 第36回/第30回 | 鹿児島大 | 黒野 祐一 | 鹿児島 | (52/6) |
H19 | 第37回/第31回 | 旭川医大 | 原渕 保明 | 旭川 | (66/9) |
H20 | 第38回/第32回 | 島根大 | 川内 秀之 | 松江 | (66/4) |
H21 | 第39回/第33回 | 東邦大第2 | 大越 俊夫 | 東京 | (62/10) |
H22 | 第40回/第34回 | 保衛大第2 | 鈴木 賢二 | 名古屋 | (54/5) |
H23 | 第41回/第35回 | 順天堂大 | 池田 勝久 | 東京 | (54/6) |
H24 | 第42回/第36回 | 山口大 | 山下 裕司 | 下関 | (62/9) |
平成25年8月1日「日本耳鼻咽喉科感染症・エアロゾル学会」として発足
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H25 | 第1回 | 大分大 | 鈴木 正志 | 大分 | (57) |
H26 | 第2回 | 東京女子医大 | 吉原 俊雄 | 東京 | (51) |
H27 | 第3回 | 札幌医大 | 氷見 徹夫 | 札幌 | (70) |
H28 | 第4回 | 川崎医大 | 原田 保 | 倉敷 | (74) |
H29 | 第5回 | 滋賀医大 | 清水 猛史 | 大津 | (78) |
H30 | 第6回 | 金沢医大 | 三輪 高喜 | 金沢 | (96) |
R1 | 第7回 | 三重大 | 竹内 万彦 | 津 | (86) |